オンライン授業、コロナ禍…「海外留学は過去の遺物」なの?

雑記

こんにちは。

この前東洋経済オンラインにて興味深い記事が。

堀江貴文が「海外留学は過去の遺物」と断じる訳

堀江貴文氏が海外留学についての批判的な意見を述べた記事ですね。

この記事では

  • 授業、友達作りはわざわざ留学しなくてもスマホで完結できる
  • 海外で暮らすこと自体には意味があるけど留学で高い費用を払ってまでやる必要はない

と述べられています。

留学経験者・予定者であれば自分の人生や選択を否定されたような感じでムッとさせられそうな、留学に行くか行かないかまだ決めかねている方であれば、悩みを膨らませ不安にさせられそうな記事だと思います。

事実、ネット上では留学経験者からは

「現地で行って初めて分かることがある!」

「留学経験のない人が何を言うんだ!」

など批判的な意見が多く出ていました。

個人的な意見としては堀江氏の見解は

「まぁ、確かにそう。わかる。」と納得する箇所もありまが、

海外留学に掛かる時間・お金をもったいないかもったいなくないかは本人の価値観によるものだと思います。

「海外留学はもう過去の遺物なの…?」

過去の堀江氏の動画も踏まえつつちょっとひも解いて行ってみます^^

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コロナ関係なく堀江氏は前から留学否定派

東洋経済オンラインの記事中にコロナにより留学の意義が見直されるとありますが、見直しもなにも堀江氏はもともと留学否定派です。

過去の動画

すでにコロナ禍ではありますが去年9月に堀江氏が上げた動画。

動画内で出てきた堀江氏の発言は下のとおり。

動画で出た海外留学についての発言

  • 授業はすべてスマホで完結できる
  • 海外の大学や大学院に留学しようとする人は頭いいから留学しなくても自分で勉強できる
  • SNSでTL追えば学校へ行かなくたって気の合う友達は作れる
  • さらには7年前のコロナのコの字もない頃にはこんな動画も。

    動画で出た海外留学についての発言

  • 留学はコスパが悪い
  • 留学を免罪符にして遊んでるやつが気に入らない
  • 海外のベンチャー企業飛び込んで働いてみるほうが有意義、留学じゃなくなくていい
  • 海外に行ってみればなんとかなるというのは甘え
  • 昨年の動画より発言にエッジが効いていて荒々しいですね(笑)

    記事・発言について同意できるとこ・できないとこ

    過去のこのような発言や、東洋経済オンラインの記事で書かれていることについて紐解いていってみたいと思います。

    海外留学と同等の学びはオンラインで受けられる

    △受けられるは受けられるけど…

    コロナ禍で「オンライン留学」を選択される方も出てきてますよね。確かに無料・あるいは有料でもサブスクで留学費用よりかなり安く授業は受けられると思います。

    でも、それはあくまで机上でのお話しです。

    留学に行けば、学校以外の日々の生活に関わる場面も学習の場となります。

    公共交通機関や商業施設で流れる館内放送、街で何気なく耳にしてた情報、目にする看板・広告、オール外国語。

    また、オンライン授業の講師は生徒に伝わるような速度・生徒にあった単語と文法レベルで話してくれますが、現地の一般のネイティブが話すスピードや表現には恐らく圧倒されるかと。いかにそこに着いていけるか、食らいついていけるかも留学の醍醐味だと思います。

    このように留学は何も学校だけが学びの場ではないので、オンラインのみで同等の学びが受けられるとは言い難いですね。

    人間関係や人脈もSNSで済ませられる

    △確かにSNSで友達は作れる!でも…

    確かに海外の方でもSNS通して繋がることはできます。TL見ればその人の価値観や合う・合わないもある程度把握することは可能だとも思います。

    事実わたしもSNS使って言語交換をしている友達がいますし、SNSがきっかけで仲良くなって実際にお会いしたり、もう数年の付き合いになる子もいます。

    でもSNSだけでその人の人となりすべてを判断することは難しいと思いますし、あくまで友達や人脈つくりのきっかけのひとつでしかないかと。

    それにSNSでも合わない人によって無駄にストレス溜まることはありますよ。

    海外に行ってみればなんとかなるというのは甘え

    ○これは同意。

    何年も海外留学したところで、日本人同士つるんだせいでいつまでも外国語が上達しないなんて人はいくらでもいる。

    東洋経済オンライン/堀江貴文が「海外留学は過去の遺物」と断じる訳 文中

    ここについても完全に同意です。

    「箔をつけたくて海外留学!」、「海外留学行けばその国の言葉が自然と話せる様になる!」とかはちょっと留学に夢見すぎかなと思います。

    「外国人の恋人がいれば外国語が上手くなる。」と言うのと同じかと。

    語学力は 環境 + 本人の多大な努力 で身につくものだと思っています。

    そして語学留学なら資格試験の成績などを通して留学の実績をアピールできるようにするのも大事だとわたしは思っています。

    それにしても動画の「留学を免罪符にして遊んでるやつが気に入らない」の発言については完全に堀江氏の私怨だと思いますけどね(笑)
    周りにそう感じ取れる方がいらっしゃったのでしょうか?知りませんが。

    自費で留学行って一生懸命勉強するか、遊びほうけるかなんてその人の自由じゃないですか?笑

    海外で暮らす経験を得るために高い費用を払って海外留学する必要はない

    ✖必要あり!費用を高く感じるか感じないかは個人の価値観!

    外国人が長期でその土地に暮らすためにはビザが必要になるのでまず物理的に「海外留学」は海外で暮らす手段のひとつとして必要です。

    行く国によっても、目的が「語学留学」なのか「大学留学」なのかによっても費用は大きく変わりますが、確かに大きなお金はかかります。

    ですがそのお金を「もったいない」か「もったいなくない」とするかは個人の価値観によるものだと思います。

    そしてコスパ良かった!悪かった!は本人の努力次第で変わると思うんです。
    わたしはこれからする留学に関わる時間や経験をお金を出して買ったと思っていますし、買った時間に対して最大限努力して有意義な留学にしたいと思っています。

    また、動画の「留学ではなく海外のベンチャー企業飛び込んで働いてみるほうが有意義」とありましたが、

    これは…ワーホリのことを仰ってるの、か?

    ワーホリであればある程度の語学力を想定しての発言なのか…?

    もし語学力が低いままワーホリへ行けば、同僚や上司とのコミュニケーションがままならないので採用されるのも難しく、仕方なく日本語を使う職場に選択肢が限られると思います。それも雑用仕事とか…。

    有意義もなにも悲惨な結果しか見えない。

    簡単に言ってるけどどういう事なんだ?と首をかしげてしまいました(^^;

    果たして海外留学は過去の遺物なのか?

    留学はほんとうにコスパが悪いのか?

    堀江氏の発言を見ると、とにかくコスパ・合理性を強調しているのでその観点だけで見れば、

    • 授業も友達作りもネットで済む
    • ネットだけで済むならば高い留学費用を掛けなくて済む

    ので、海外留学はわざわざしなくても日本でOKだといえるでしょう。

    ですがコスパの面で言うと2ちゃんねる創始者のひろゆき氏が「留学したほうが早くて安い」という記事がありました。ちなみにひろゆき氏は1年間アメリカへ留学経験アリです。

    子供にとって、やっぱり「留学」って得難い経験だという話/ひろゆき

    ちょっと前に、「駅前留学」とかもありましたけど、僕の周りで海外での生活をせずにちゃんと外国語を喋れるようになった人はいません。

    <中略>

    某経営者も日本で英語を身につけようと年間契約で外国人英語教師を雇ったものの、話すことがなさすぎて途中で心が折れたそうです。

    月刊SPA!/子供にとって、やっぱり「留学」って得難い経験だという話

    まさにここですよね。日本で続けたら非合理的でコスパが悪い。

    たとえ授業にお金がかからなかったとしても非合理的な部分は含んでいます。

    なのでいくら留学と同程度の講義や授業を受けられたとしても、その他の実生活すべて日本語だとよほど自分を律しない限り留学と同程度の知識・経験を積むのは無理だと思います。

    海外留学は語学勉強だけではない

    「語学勉強」はただその国の言語を勉強するだけではなく、自ずとその国の文化や歴史について知る機会が増え、その国について理解を深めることになります。

    また海外留学で内向的で消極的だった性格を外交的で積極的な性格に変えられた!とう人も中には結構います。留学しなかったら出会えなかった友人たちに出会えた、世界が広がった、という人もいます。

    そういった変化は日本を飛び出してみないと分からないことですよね?

    堀江氏の合理性やコスパを突き詰めた留学否定論には何かここが欠けている気がします。

    試験結果が良ければそれで良い、という感じ。
    塾に行かなかくたって学校に合格できる、といった感じ。

    その国について理解を深めることや自身に変化をもたらしてくれる海外留学は時代遅れでも何でもないですし、経験を得る手段として留学をとることは悪くないと思います。

    まとめ

    以上を踏まえましてわたしの意見としては、

    「海外留学がもたらすものは時代遅れでも何でもない」

    「海外留学に関わる時間とお金をもったいない、もったいなくないと思うのはその人次第!、

    もったいないものにさせないのもその人の努力次第!」です!

    もし留学迷っている人が堀江氏のような批判的な意見を見て揺らいでしまった場合、自分の海外留学の目的を明確にさせた方がいいですね。

    誰が何と言おうとあくまでも人は人、自分は自分ですよ。
    自分が納得して留学する・しないを決めて、そして行動すればいいと思います。

    といっても昨年の炎上した動画と今回の記事にについてはどちらも堀江氏が新しく書籍を出すタイミングで言っていることですから…ま~ぁ、炎上商法ですよね(笑)

    「まぁ、そういう意見の人もいるんだな」と、とある人のいち意見として捉えてカッカしたり気落ちしたりしないでいきましょう。

    では今回はここまで!
    다음 기사에서 또 만나요~^^

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