留学に迷う人にも読んでみてほしい…!「チーズはどこへ消えた?」
안녕!突然ですが最近、今更ながらある本を読みました。
「チーズはどこへ消えた?」
(著 スペンサー・ジョンソン)
もう説明不要の大ベストセラーの1冊ですよね。
2000年11月に発行され、去年は発行20周年として特別カバーも出版されています。
読もうと思ったきっかけはもう探せないのですがネット上の記事中にあった言葉です。
物語に出てくる「チーズ」というのは
「家庭」であったり「仕事」であったり
その人や状況によって意味するものが異なる。
変化が起きた時にどう対応するか。
というような文言があり、
今のわたしにとってはのチーズは
「留学」のような気がするけどどうなのだろう?
と思い、読んでみました。
実際に読んでみると心にビシバシと刺さるワードがあり、
自分がこのコロナ禍で自分が留学するかしないかを
長い時間掛けて悩み、そして決心にいたった瞬間を思い出しました。
今もなお、コロナ禍留学についてお悩みの方には
もしかしたら解決のヒントになり得るかもしれないので、どんな本なのかをご紹介します。
チーズはどこへ消えた?のあらすじ
小人2人とネズミ2匹がチーズを探し求める物語
端的に言うと小人2人とネズミ2匹が「迷路」の中にある「チーズ」を探し求めるお話です。
彼らは毎日特別なチーズを見つけようと長いこと迷路を探し回っていました。
そしてある日好みのチーズがある「チーズ・ステーションC」を発見します。
発見後も2匹のネズミと2人の小人の行動は、毎朝ランニングシューズを履いて急いで「チーズ・ステーションC」に向かい、到着したら新しくて美味しいチーズに舌鼓を打っていました。次の日も、また次の日も…。
しかし、やがてしばらくして2組の行動に大きな違いが表れます。
怠けた小人、変わらないネズミ
毎日同じ道を通って「チーズ・ステーションC」に通い、満足するまでチーズを食べ、家路に着く。そんな毎日を繰り返していたら小人とネズミの間で行動に大きな違いが出ました。
小人2人はチーズが「これだけあればずっと大丈夫だ」とすっかり慢心するように。
対しネズミ2匹はいつも通り「チーズ・ステーションC」に前日と何か異変がなかったかを確かめ、匂いを嗅いでからチーズを食べる。
ここに来さえすれば毎日好きなだけチーズを食べられるとすっかり怠けた小人と違い、ネズミは見つけた当初と変わらず警戒心を解かずにいたのです。
ネズミはチーズは食べれば食べるほど無くなっていくし、時間が経てば悪くなることを分かっていたからです。
とうとうチーズが消えた
ある日とうとう「チーズ・ステーションC」のチーズは無くなってしまいました。
ここでネズミたちは「なんで消えたんだ?」と原因を究明することもなく、さっさと「新たなチーズ」を探しに出かけて行きます。
一方、小人はこの事態にひどくうろたえ、
「どうすればいいんだ!」と途方に暮れます。
あろうことか「どうしてこうなった」と「チーズ・ステーションC」を調べ固執し始めてしまいます。
果たして、双方の行方は…?
「新たなチーズ」は見つけられるのか…?
物語の登場人物
物語に登場する2人の小人と2匹のネズミ。小人とネズミで思考回路と行動パターンに大きく違うことはすでに触れましたが、それぞれの名前には次のような意味と特性を持っています。
- スニッフ(ネズミ)…においをかぐ、かぎつける
- スカリー(ネズミ)…急いで行く、素早く動く
ネズミ2匹は単純な頭脳だけど優れた本能をもち、試行錯誤しながらチーズを探す。
- ヘム(小人)…閉じ込める、取り囲む
- ホー(小人)…口ごもる、笑う
小人2人は複雑な頭脳を持ち、経験から得た教訓と思考によりチーズを探す。
物語の小人はわたしたち人間と見かけと行動がほぼ一緒とされており、
2人は強力な人間の信念と感情がものの見方を鈍らせ、「迷路」で生きるのをいっそう複雑にさせているといいます。
そして2人にとってチーズを見つけるということは、
「物質的豊かになること、健康を享受すること、精神的充足感を得ること」
など、食べること以上にとても重要な考えを持っています。
見かけと行動が物語の小人とほぼ一緒のわたしたちになぞらえると、
この「迷路」とはわたしたちの世界でいう
「人生」や「進路」、「岐路」を指しているようですし、
「チーズ」はわたしたちがそれぞれ「幸せ」としている物事のように感じます。
この本が伝えたいこと
小人のヘムとホーは苦労して見つけた「チーズ・ステーションC」から離れられず、再びチーズが現れないかと待ち続けます。
しかしホーは「このままでいいのか」と悩み葛藤し、
ついには頑として「チーズ・ステーションC」に留まろうとするヘムを置いて新しいチーズを探しに行きます。
ホーがしたこの、
現状維持からの「変化」へ対応したことが物語で最も重要な部分であり、
「変化」が訪れたときどう向き合うかべきかをこの本は説いています。
「変化」に対応したホーは再び迷路のなか何度も恐怖にかられますが、
次第に「新しいチーズ」を見つける自分をイメージすることで恐怖を乗り越え、
遂には「チーズ・ステーションN」で新しいチーズを見つけることに成功します。
この本で刺さった言葉
物事を複雑にしすぎないこと。恐ろしいことばかり考えて我を失ってはいけない。
<中略>
最大の障害は自分自身の中にある。自分が変わらなければ好転しないー
「チーズはどこへ消えた?」著 スペンサー・ジョンソン/扶桑社
新しいチーズを見つけたホーが自身を振り返った時の言葉です。
ホーが躊躇い、やがて決心しチーズを再び見つけるために出発する様は、
新型コロナで一度決心した留学を本当に実行するか悩んだ当時の自分を思い出しました。
実際にわたしはコロナ禍という「変化」に対応した留学生の様子をYoutubeで見たり、いつどんな世も100%安全で希望通りの留学ができる保証はないということを理解することで
「コロナ禍でも全く不可能ではないのであれば留学に行こう。
置かれた環境で精一杯やってみよう。」
と決心をつけることができました。
1年経ってもまだコロナは未知な部分があるウィルスですし、正しく恐れて対応しなければなりません。
しかし悩んでいる間は恐ろしいことばかり考えてヘムのような状態だったとも、この本を読んで思いました。
そして決断したら道が開けたような気分になりましたし、
「ちょっとでもできそう!」と思ったこと何でも挑戦してみようという気持ちになりました。
このブログもそのひとつです。
決断し変化を乗り越えれば、ホーのように発見されるのを待っている「新しいチーズ」に出会える可能性があるんですよね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「チーズはどこへ消えた?」を紹介してみました。
中々ネズミのように自分の大切にしていたものや環境が変化したからといって
「ハイ、次」という風に行ける人は中々いないかなと思います(^^;
ですが望んでない、予期しない「変化」に素早く対応することの大切さをこの本で学ぶことができる1冊です。
まだまだ変化するコロナ禍で、留学に迷う人にも通じる1冊だと思うのでまだの方はぜひ読んでみてほしいです。
1時間ちょっとで読める分量ですし、
残りのGWのおうち時間のお供にいかがでしょうか?
다음 기사에서 또 만나요~^^